ADHDに薬は効く?【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/1/28①
ADHDって薬で治る!?
今日は我が子のトリセツシリーズはお休みして、最近、保護者様からのお問い合わせが多いので薬での治療について書きたいと思います。
先に申し上げておきますが、私は医者ではありませんので、実際に有名なお医者さんの資料を基に書かせていただきます。
今回は、原仁先生の書かれたことをわかりやすくご説明します。
ADHDの治療薬って?
・インチュニブ
薬で治るの?
・一定の効果はあります
・薬だけでは治らない
・生活を改善するための補助手段
・ADHDは完全にはなくせない
・メタ認知(自分の症状を自覚)し克服する手段を身に付けてもらうための薬
・今ある症状をやわらげ生活を安定させるのが目的
まずしてほしいこと
・行動療法…環境調整、ペアレントトレーニング、ソーシャルトレーニング(SST)
・それでも改善しないときに薬による治療を行うのが良い
薬の効能
・ADHDの起こる理由…はっきりしていない
・ノルアドレナリン、ドーパミン(神経伝達物質)が関与していると推測されている
・ドーパミンが不足すると…順序立ててできない、待てないなどの行動が起こる
・薬はその働きを活性化、またはその逆をすることで改善させる
・これは服用した人の感想です。頭がスッキリするそうです。
また、プラス思考になったとも聞きました。
薬の種類
・コンサータ…主にドーパミンに作用し、神経伝達物質の再取り込みを抑制
服用回数…1日1回(朝)
効果があるかないかは3回程度の服用で判断可能
持続期間…10~12時間(夕方には効果が消える)
副作用…食欲低下、体重減少、寝つきが悪くなる、チックなど
薬物依存は起こらないとされている
基本毎日使用するが医師の判断を仰ぎながら服用する
服用回数…1日2回(朝・夕)/大人は1日1回
効果が出るまでの期間…1~2か月
持続時間…24時間
副作用…眠気・気持ち悪い、食欲低下、頭痛など
少しずつ量を増やす方法をとる
カプセルや液剤があり、小さな子どもでも飲める
コンサータよりも副作用は軽い
・インチュニブ…2017年発売の新薬
服用回数…1日1回
効果が出るまでの期間…1~2週間
持続時間…24時間
副作用…血圧低下、眠気
情報を受け取る側のシナプスを調整する
子どもしか使えない(6歳から18歳)
18歳未満までに使用した場合は18歳以上でも使用できる
心疾患のある場合は使用が難しい
この3つの薬の使い分けや辞め時など
使い分けは医師と相談して決める
断薬・減薬も考えながら服薬する
幼少期から治療していれば、高校生ごろに辞めることが多い
成人でも治療が必要ならば引き続き使用する
長所を伸ばし、苦手を補うために使用する
一番重要なのは二次障がいを防ぐことです!
↓ 原先生の著書です。
