大人のディスグラフィアとは!?【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/03/06①
㉔大人のディスグラフィアとは!?
【ディスグラフィアとは!?】
・ディスグラフィア…書字障害、書き字表出障害
・学習障害…ディスレクシア・ディスカリキュリア・ディスグラフィア
・能力十分・努力もしているのに、文字を書くことが困難
・学習障害の4.5%
【原因】
◎視覚情報処理の問題
・視覚情報処理…目で見てそれを認識すること
・文字を構成する部分の位置関係や大きさを把握する
・部分を組み合わせて1つの文字に構成したりする働き
・特に読むことができるのに書けない
・アルファベットは比較的覚えやすい
・日本語はひらがな、カタカナ、漢字と種類が多いので覚えにくい
・特に漢字は複雑な形ほど全く書けない
◎音韻処理の問題
・会話などの一連の音刺激に対して、最小の音韻を認識・処理する能力
・「きつね」という発音→3拍で構成→真ん中の字は「つ」と認識
・文字を読む能力と強いかかわりがあると言われている
◎発達性協調運動障害が関与
・協調運動…両手、手と目、手と足などを同時に使うこと
・文字を書くこと…指先の細かい作業、目と手の協調運動
・筆圧の弱く薄い文字は筋力の弱さ、うまく握れないという場合がある
【特徴】
・書く文字が判読できない
・書く文字が、マス目や行からはみ出す
・鏡文字を書くなど、正しい文字が書けない
・文法などが上手く使えない
・句読点を打つ位置が不適切
【もしディスグラフィアかなと思ったら!?】
・なるべく早く専門機関、支援機関に相談を
・発達支援センターや障害者就業・生活支援センター、相談支援事業所
【治療法と具体的支援】
・治療法はありません。しかし具体的支援はあります。
◎文字が書けないという場合
・文字をイメージしやすくなるようなイラストを利用する
・漢字…へんとつくりのパーツに分解し、パズルのように組み合わせる
◎文字がバランスよく書けない場合
・1文字を書く大きさを一つのマスとする
・そのマスを4分割して書き方を覚える
・4分割されたそれぞれの部分で書いたものがどの程度を占めているか覚える
・4分割した部分を色分けする方法もある
・滑り止めのついた下敷きを使う
◎似た文字を書き間違えるという場合
・「め」と「ぬ」、「わ」「ね」「れ」
・漢字では「手」と「毛」、「図」と「団」、「舌」と「告」
・形が似ているものは混乱する
・違いに着目→違う部分を〇で囲む、色を付けて目立つようにする
◎鏡文字を書くことがあるという場合
・左右の認識が出来ていない
・鉛筆を持っている方が右というのを覚える
・右、左を意識させて漢字を覚える
◎鉛筆など筆記用具をうまく使えないという場合
・鉛筆の芯の柔らかさを変えて自分に合ったものを使う
・太さは太いほうが書きやすいと言われているので太い持ち手のものを選ぶ
◎書く作業に変わるものを使う
・パソコンのキーボードで入力する
・図や絵に変えて描く
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