ナイチンゲール症候群とは!? 2020/04/04(土) #発達障害 #学習塾 #近江八幡
第52段 ナイチンゲール症候群とは!?
【ナイチンゲール症候群とは!?】
・ナイチンゲール症候群…Florence Nightingale effect
・ナイチンゲール効果ともいう
・看護提供者(通常は、看護師)が患者に対して、基本的なケア以上の関係がないにもかかわらず、恋愛・性的感情を抱いてしまう状況を指す
・その感情は、通常患者が回復したり助けを必要としなくなった段階で徐々に失せていく
【起源】
・この効果は、19世紀後半の看護先駆者フローレンス・ナイチンゲールに因んで名付けられた
・ナイチンゲールはそのクリミア戦争での看護に対する献身により、彼女が初めて病院で始めた夜の巡回に因んで「ランプの貴婦人」と評された
・彼女の貢献により、病院における患者の扱いは大きな変革を遂げ、多くの人に現代の看護の創始者と認識されている
・ナイチンゲールが患者に対して恋に落ちたという記録は全くない
・実際、複数の求婚者が居たにもかかわらず、看護学の探求の妨げになると恐れ、結婚をすることは無かった
・これに、Albert Finneyが1982年のインタビューでナイチンゲール症候群として触れ、以降しばらく福祉医療従事者のキャリアにおける非物質的無形の報酬つまり「やりがい」を表すフレーズとして使用された
【医療】
・「ナイチンゲール効果」と「ナイチンゲール症候群」はしばしば同じ意味で使われる
・しかしながら、後者は通常ナイチンゲール自身が患ったとされる慢性疲労症候群を指す
・晩年のナイチンゲールはこの慢性疲労症候群とよく似た症状を患っていたという
・ナイチンゲール効果は医学的な状態を表すものではなく、ポップカルチャーにおいてそのような状況に対して名付けられたものである
・医療業界では、看護提供者が患者と個人的な関係を持つことは、看護師・患者の関係性に定められる職業倫理に反する
【ナイチンゲール症候群を扱った映画】