コルサコフ症候群とは!? 2020/04/19① #発達障害 #学習塾 #塾 #近江八幡 #居場所
第67段 コルサコフ症候群とは!?
【コルサコフ症候群とは!?】
・ コルサコフしょうこうぐん
・脳の機能障害によって発生する健忘症状である
・ロシアの精神科医セルゲイ・コルサコフ(英語版)にちなみ、命名された
・後に、ビタミンB1の欠乏によって起こることがわかった
・同じくビタミンB1の欠乏によって起こるウェルニッケ脳症と合わせて「ウェルニッケ・コルサコフ症候群」としてまとめられる場合がある(ただし両者は違う病気である)
・視床背内側核または両側乳頭体の障害で生ずる
・大脳の萎縮を伴うこともある
・ウェルニッケ・コルサコフ症候群という名称である
・障害が側頭葉のウェルニッケ野に生ずるというわけではない
・病像はウェルニッケ脳症とかなり違っており、それが慢性化した状態ではない
・主な原因はアルコール依存症に由来する栄養失調とされる
・外傷や脳卒中など、その他の器質的原因によって起こる場合もある
・長期記憶の前向性健忘と見当識の障害を伴う逆向性健忘が、同時に起こる
・健忘に対し、作話でつじつまを合わせようとすることも特徴である
・思考や会話能力などの知的能力に、目立った低下は見られない
・コルサコフ症候群の患者は被暗示性が強く、過去の記憶と妄想の区別がつかなくなる
・ウェルニッケ脳症は回復可能とされている
・コルサコフ症候群は若干改善することはあっても基本的には不可逆的障害である
・ウェルニッケ脳症とは違い、意識障害を含まない概念である
【ウェルニッケ脳症】
・ウェルニッケのうしょう…英語:Wernicke's encephalopathy
・ビタミンB1(ティアミン)の欠乏によって起こる脳症のこと
・ビタミンB1の欠乏だけでも発症するが、アルコール多飲者に多くおこる
・アルコールも複合的に影響しているといわれている
・ドイツの神経科学者で外科医のカール・ウェルニッケの名からつけられた
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