大人の障害者手帳ってどうなの?【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/02/16①
⑤大人の障害者手帳ってどうなの?
【そもそも障害者手帳って!?】
・自分の障害についてきちんと理解する手段
・知らないサービスが多い
・障害のある人に交付される手帳
・福祉サービスを受けられる
・障害者雇用枠で仕事を探せる(普通に仕事を探すこともできる)
・障害者を雇用する企業側にもメリットがある
【障害者手帳の対象疾患・等級】
・申請は各都道府県に出す
・種類は3種類
〇身体障害者手帳…
■対象の疾患…視覚・聴覚・平衡機能・音声・言語・そしゃく・
肢体(上肢・下肢・体幹)不自由・
心臓・じん臓・呼吸器・ぼうこう又は直腸・小腸・
免疫(ヒト免疫不全)・肝臓
■取得条件…疾病によって障害が永続し、生活動作が不自由であること
■等級…1級から7級の等級があります。
〇精神障害者福祉保健手帳…
■精神疾患:統合失調症、うつ病、そううつ病などの気分障害、てんかん、
薬物やアルコールによる急性中毒又はその依存症、高次脳機能障害、
その他の精神疾患(ストレス関連障害等)
■取得条件…精神疾患及び発達障害があるために生活に支障があること
■等級…1級から3級があります。2年おきに更新が必要
〇療育手帳…
■取得条件…知的障害ありと判定される(児童相談所などで)
■住んでいる地域によって呼び名が違う
■等級…A(重度)とB(中軽度)の2種類
【申請方法】
・「身体障害者手帳」と「精神障害者福祉保健手帳」は指定医による診断書が必要
・診断書・本人が確認できる書類・写真(4×3cm)
・「精神障害者福祉保健手帳」はマイナンバーカードの提出が必要
・15歳以上の場合は本人の申請となる(それ以下は保護者申請)
・約1~2か月程度で発行される
・「療育手帳」は写真と印鑑が必要
【受けられるサービス】
・医療費助成…自己負担が原則1割
・補装具助成…車いす・補聴器・安全杖・義肢・歩行器なども自己負担1割
・リフォーム費用助成…手すりを付ける、段差をなくすなど
・一定の所得控除
・公共料金の割引サービス…身体障害者手帳で鉄道・バスの料金割引
・タクシー・飛行機・高速道路の料金も割引
・NHK放送受信料・携帯電話会社の料金割引サービス
・美術館・博物館・動物園の入場料割引
【療育手帳で受けられるサービス】
・特別児童扶養手当(1級月額51,500円・2級月額34,300円)
・障害児童手当(月額14,600円)
・特別障害者手当(月額26,830円)
・心身障碍者福祉手当重度心身障害者手当(月額2,000円~15,000円)
・心身障害者医療費助成(負担金無料)
※各自治体によって異なる為要注意!
【障害者雇用】
・上記の手帳を持っている者が利用できる
・45.5人以上従業員がいる企業…従業員数の2.2%以上雇用する必要がある
【正しい知識】
・聴覚障害の等級…2・3・4・6級
・心臓機能障害…1・3・4級
・体幹機能障害…1・2・3・5級