大人のHSPって!?【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/02/24①
⑬大人のHSPって!?
【HSPとは?】
・HSP…The Highly Sensitive Person(ハイリーセンシティブパーソン)
・子どもはHSCという(ハイリーセンシティブチルドレン)
・敏感すぎる人、繊細な人、動揺しやすい人、感受性の高い人
・アメリカのエレイン・N・アーロンが研究して世に出した
・障害でも、疾患でも、疾病でもない
・些細なことに敏感に反応してしまう
【HSPの4つの特性】
①処理の深さ…感覚的な刺激を深く受け取えい、処理する
〇長い時間考える、深く掘り下げる、生真面目に受け取る
②刺激の受けやすさ…普通は無意味は感じず、重要な事のみ感じる
〇刺激に対する意識が弱いため、すべての刺激が入り込む
〇一度にたくさんの刺激を処理するのですごく疲れる
③感情的な反応と高い共感性…感情が情緒に強く反応する
〇同情や共感を強くしてしまう
〇人との関係に巻き込まれたり、巻き込んでしまったりする
〇トラブルに発展することもある
〇芸術や文化に強く惹かれ、強く感動する
〇人の傷つきを理解しやすい
〇人に対して優しく接する事が出来る
④些細な刺激に対する感受性
〇五感の感度が非常に強い
〇受け取った感覚を長く保持できる
〇大きな音や騒がしさは苦手
〇苦痛に感じたり、疲れがひどかったりする
〇言われた些細なことにひどく傷つき引きずる
〇ずっと覚えている
【HSPのチェックリスト】…一度やってみてください
①自分をとりまく環境の微妙な変化に良く気付く
②他人の気分に左右される
③痛みにとても敏感である
④忙しい日々が続くと、ひきこもりたくなる
⑤カフェインに敏感に反応する
⑥軽い光、強い匂い、サイレンの音などに圧倒される
⑦豊かな想像力をもち、空想に陥りやすい
⑧騒音に悩まされやすい
⑨美術や音楽に深く心を動かされる
⑩とても良心的である
⑪すぐにびっくりする
⑫短時間にたくさんできず混乱する
⑬人が不快なとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
⑭一度にたくさんの事を頼まれることは嫌
⑮ミスをしたりものを忘れないように常に気を付けている
⑯暴力的な映画やテレビ番組は見ない
⑰たくさんのことが周りで起こると不快になる
⑱空腹になると集中できなかったり気分が悪くなる
⑲生活に変化があると混乱する
⑳デリケートな香りや味、音楽を好む
㉑動揺するような状況は避ける
㉒競争や観察されると、いつも力が発揮できない
㉓子どもの頃、親や教師は自分の事を「敏感だ」と思っていた
(参考資料)
※12項目以上「はい」があるとHSPの可能性が高い(絶対的ではない)
【HSPと行動される他の障害】
・自閉スペクトラム症…強いこだわり、感覚過敏なところ
・PTSD(心的外傷後ストレス障害)…些細な刺激に過度に反応するところ
・不安障害…過敏、敏感なところ
・愛着障害…攻撃されないように細心の注意をはらうところ
・パーソナリティ障害…他者との関係の中で非常に敏感なところ
【HSPの克服】
・日常の中でできること…活動と慣れ…刺激に徐々に順応していく
・睡眠…目を閉じて覚醒度を下げていく
・安全基地を持つ…自分の引きこもれる場所を確保する
・距離を保つ…他者との距離を保ち、自分の人生を大切にする
・自分を褒める…自分の良いところ、他に勝っていることを自分で褒める
・カウンセリングを受けてみる
【家族や恋人、友人がHSPと思ったら】
・特性を知る…どういう行動傾向、弱み、強みを理解する
・個別的な性格や特徴も含めて理解する
・良いところを褒めてあげる
・強みなところは活かせるよう工夫してあげる
・そっと見守る…疲労を癒してあげる
・穏やかにコミュニケーションをとる…柔らかい口調で
※いかがでしたか?私の周囲にも知り合いにもいます。かくいう私も仲間です。同じ事に意思疎通したり共感したりと普通では考えられないこともしばしば起こります。決して障害ではありませんが、他の発達障害とも絡みもあるので、わかりにくいというのも特徴かもしれません。