大人とパニック障害って!?【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/03/04①
㉒大人とパニック障害って!?
【パニック障害って!?】
・パニック障害…Panic Disorder(PD)パニックディソーダー
・パニック発作が繰り返し起こる
・1か月以上にわたりパニック発作について心配する
・また、行動を変えているという特徴がある
・不安障害に分類される精神障害
〇きっかけのないパニック発作
・4つ以上の特定の症状が急速に、10分以上に頂点に達する
・典型的な悪化の仕方では最終的に広場恐怖症へと進展
・まれに幻聴や幻覚が起こる
・統合失調症ではない
【症状】
・典型的なパニック障害は突然生じるパニック発作によって始まる
・本能的な危険を察知する扁桃体が活動しすぎる
〇扁桃体…神経細胞の集まりで、活動が活発になると不安障害を起こす
・必要もないのに戦闘状態に入る
・呼吸や心拍数を増やしてしまう
・続いてその発作が再発するのではないかと恐れる「予期不安」
・それに伴う症状の慢性化が生じる
・更に長期化するにつれて、症状が生じた時に逃げられない場面を回避
・生活範囲を限定する「広場恐怖症」が生じる
◎パニック発作
・日常生活にストレスを溜め込みやすい環境で暮らしている事が多い
・発作は、満員電車などの混雑した閉鎖的な狭い空間
・車道や広場などを歩行中に突然、強いストレスを覚える
・動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症
・空間認知(空間等の情報を収集する力)による強烈な不安感に襲われる
・倒れて死ぬのではないか?などの恐怖感に襲われる
・手足のしびれやけいれん、吐き気、胸部圧迫のような息苦しさがある
◎予期不安
・発作が発生した場面を恐れ、また発作が起きるのではないかと不安になる
・神経質になりパニック発作が繰り返し生じる
◎広場恐怖(アゴラフォビア)
・発作が起きた場合にその場から逃げられないと妄想する
・さらに不安が強まると、家に引きこもりがちになる
・一人で外出できなくなる
・進展すると生活の障害が強まり、社会的役割を果たせなくなる
・周囲との葛藤がストレスとなり、症状の慢性化を進める
【原因】
◎生育環境要因
・アルコール依存症、薬物依存症、DV、共依存、HSP、PTSD
・うつ病などを重ねるため、治療自体が難しくなる
・親子で共依存の生活を送っている場合はどちらかが離れれば互いに治癒する
・薬物依存などの場合は、依存対象から離れれば治癒する
・トラウマを受けた後にパニック障害になることも十分にある
◎心理社会的仮説
・ストレスや過労が最初の発作の原因になる
・パニックを避けるようになり、積み重なって広場恐怖になる
◎薬物による原因
・喫煙…パニック障害の発症リスクを増加させる
・カフェイン…覚醒作用を持つ物質の摂り過ぎもパニック障害の原因になる
・アルコールと鎮静薬…娯楽薬物やアルコールの使用は症状を悪化させる
【診療】
・心理療法
・薬物療法
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