大人とバーンアウト症候群とは!?【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/03/12①
㉚大人とバーンアウト症候群
【あなたはどうですか!?】
・何かの協議にとても一生懸命やり切った後、全く何もする気力がなくなったことありませんか?
・また、頑張ったけど、失敗したり、その結果を褒めてもらえなかったとき、その後、やる気が全くなくなったことはありませんか?
・高校野球で優勝投手になっても、プロに入ってなかなか活躍できなかかった選手を見た事ありませんか?
・それは「バーンアウト症候群」かも!?
【バーンアウト症候群とは!?】
・バーンアウト症候群…燃え尽き症候群(もえつきしょうこうぐん)
・一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した結果が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満
・努力の結果 目標を達成したあとに生じる虚脱感を指す場合にも用いられる
・慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう症状
・極度のストレスがかかる職種や、一定の期間に過度の緊張とストレスの下に置かれた場合に発生することが多いと言われている
【定義】
・ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)の定義
・持続的な職業性ストレスに起因する衰弱状態による
・意欲喪失と情緒荒廃、疾病に対する抵抗力の低下、対人関係の親密さ減弱、
・人生に対する慢性的不満と悲観、職務上能率低下と職務怠慢をもたらす症候群
・『精神障害の診断と統計マニュアル』における認識障害には記載されていない
・『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』第10版(ICD-10)では、「障害」とは見なされない
【症状】
・朝起きられない、会社または職場に行きたくない、アルコールの量が増える
・イライラが募るなどから始まり、突然の辞職、無関心、過度の消費などにはけ口を見出す
・最後は仕事からの逃避、家庭生活の崩壊、対人関係の忌避、最悪の場合
・自殺や犯罪や過労死や突然死などに終わるという
【歴史】
・この言葉は、1970年代半ば、アメリカで対人サービスのメンタルヘルスが注目されるようになる
・1974年にアメリカの精神心理学者 ハーバート・フロイデンバーガーのケース分析の中で初めて使われたという
・社会心理学者クリスティーナ・マスラーク (Christina Maslach) によって「マスラーク・バーンアウト・インベントリー」(Maslach Burnout Inventory)という重症度判定基準が考案されている
【日本における使われ方】
・大きなスポーツ大会(オリンピック、甲子園、国立、花園、国体、インターハイなど)の後のスポーツ選手の心理状態について使われることも多い
・上記にあるような「深刻な精神状態」というよりも、部活動を引退する高校3年生、オリンピックや世界大会を終えた日本代表選手などが「それまでの人生最大の目標を終え、打ち込む物が何もなくなった」という虚脱感に襲われることを「燃え尽き症候群」と称することもある
・これらは選手たちが新たな目標や課題を見つけることで克服できるケースも少なくない
・他方で、マスコミなどから注目を集めた選手生活のピークの一時期が華やかであっただけにその後の新たな目標を見いだせず、「選手生活のピークが人生そのもののピークであった」という形になってしまう者も散見し、この様な場合にはやはりうつ病などと同様の状況に陥っていくケースも見られる
・同様な事例は、入学試験が終わった後の受験生などにも見られる