大人のてんかんについて【発達障がい 学習塾】ふぉるすりーるブログ 2020/03/05①
㉓大人のてんかんについて
【てんかんとは!?】
・てんかん…癲癇 英語ではEpilepsy(エピレプシー)
・てんかん発作…脳内の細胞に発生する異常な神経活動によって起こる
・神経疾患の最も一般的なもの(てんかん放電)
・全般発作時の激しい全身の痙攣(けいれん)
・昔医学が発達していない頃は「狐憑き」と言っていた
・憑き物が憑依したと認識されていた
・偏見や差別の対象となっていた
・かつては子どもの病気とされていた
・今は老若男女関係なく発症する(80歳を過ぎてから発病することも)
・予防や完治は不可能だが、制御は可能
・抗てんかん薬が用いられる
・全世界で5000万人、日本では2000人に1人と言われている
・発展途上国、特にアフリカに多くみられる
【症状】
◎部分発作
・単純部分発作…意識障害を持たない
・複雑部分発作…意識障害を伴うもの
◎二次性全般化
・部分発作から二次的に全般化した発作
・強直間代発作がある
◎全般発作
・失神発作…突然始まり数秒から30秒ほど持続し、突然終了する
・諸活動の中断、虚ろな凝視の短時間の眼球上転
・ミオクロニー発作…ミオクロニーけいれん(外的要因に誘発される)
・間代発作…ミオクロニーけいれんが留津堂的に反復する
・強直発作…比較的短時間の強直状態の発作
・脱力発作…筋緊張の突然の減弱が起こるもの
【著名人】
・大江光
・プリンス
・ウラジミール・レーニン
※先日、滋賀県で知的障害者入所施設が不足している状況と老障介護の現状を紹介しているテレビ番組を見ました。そこに出てくる知的障害の男性は「失神発作」を起こしていました。それを見ていて、頭から机に落ちる症状の姿を見て愕然としました。施設の中ではおそらく常時この男性を見ることは不可能で、見ていない間にその発作が起こるとどうなるのかと考えてしまいました。滋賀県内に一つでも多くの施設が増え、遠方に行かなくてもすむにはどうすればいいのか、遠方の施設に預ける親御さん、そのご家族の難しい課題を目の当たりにしました。